昨日、旅行代理店から、ESTA取得の知らせが届いた。
このところの、仕事の忙しさ、雑事一般、趣味にと、やることすべきことが、多々あったので、
今回は、旅行代理店にお任せしてのだ。(前回は、自分たちで取得していたのだが、、、)
来年度からは、ヨーロッパでも、ETIAS導入が予定されるわけで、
世界的にも、広がっていくことになるのだろうな。
アメリカは、テキサス州(ヒューストン、ダラス)に住んでいたことや、
短期滞在で、イギリス(ロンドン)に住んだり、国際会議(家人が出席)に付いていったり、
ファームステイで(オーストラリア、ニュージーランド)に、数週間、住んだりして、多くの経験をしている。
もちろん、単なる観光旅行にも出掛けている。
そこで、嫌な思いも、物騒な経験もしたし、あるいは、不合理な言い分には、きちんとした態度で、
対処してきた。(つまり、自分の主張はしっかりしたし、口喧嘩と呼べそうなこともしてきた。)
どんな状況でそうなるかといえば、日本人(黄色人種)ということで、不当な扱いを受けた時だ。
そんな時、自分は、日本人なんだぞ!肌の色で、差別されないぞ、と言う闘志が湧いてくる。
拙い英語で、大男六人のイギリス人とやり合ったこともある。
反対に、アメリカでは、黒人男性にとても、親切にしてもらったこともある。
自称エミネムという、彼は、サンディエゴのメキシコ料理店で働いていた。
そんな彼は、私と娘の座った席に、やたらとサービスしてくる。
僕は、日本と日本人が大好きなんだ。だから、日本語も仲間と習っているんだ、ということだった。
後日、エミネムの、セッティングにより、私が日本語特別講師として、その「日本語の会」に呼ばれた。
母国語が日本語の人に、日本語を教えるのは、国語教師。
母国語が日本語でない人に、日本語を教えるのは、日本語教師。
幸い、私は「日本語教師」の資格もあるので、その「日本語の会」では、少しの時間だったが、日本語でいっぱい会話した。
会の連中が、生の日本語を聞きたがっていたからだ、。
私の遊び心がでて、娘と私の「早口日本語会話」(娘には、前もって、日本人ですら聞き取りにくいスピードではなそう、と
打ち合わせしておいたが、)には、皆びっくりしていた。
白人も、黒人も、ヒスパニックもいて、なかなか楽しい集まりだった。
その翌日から、エミネムは仕事が休みということで、サンディエゴの街を案内してくれた。
私にとっては、サンディエゴは、初めての街ではなかったが、エミネムの連れて行ってくれる場所は、
また、別の良さがあった。。
黒人専用と思われるレストラン、(これは、結構、日本人女性が1人では、入りずらいはずだ)
滅多に立ち寄れそうなない場所にでかけた。夜の海岸散歩も、気持ち良い時間として、記憶に残っている。
私は、人は肌の色を度外視して、人と人との付き合いはできる、と信じている。
が、それもまた、ある種の限界があるのだとも、感じている。
数ヶ月後、エミネムは日本にやってきた。
雷門の前で、待ち合わせしたのだ。
その後、我が家に泊まり、日光を案内し、華厳の滝に、大喜びしていた。
自分の夢に向かって、アメリカの社会で、這い上がって行きたいと言っていたエミネム。
今も、元気に、したたかに、生きていると、思っている。。。。