事務所で、静かに仕事をし、これから、少しの間、休憩時間にしよう。
遠い昔、通訳案内士を目指していた。
英語の得点が、自己採点で、2〜3点不足していたと、思われる。それなりに、勉強した結果に、再度挑戦するにあたり、トイックの得点で、英語免除ということが、わかった。
ならば、トイックにシフトして、トイック受験を試みた。長女もどれくらいの英語力なのか、知りたいからと、一緒に、受験した。(勿論、住んでいる場所が違うので、試験会場は、別だった。)
かなり、勉強したつもりだったが、通訳案内士の英語免除に、5点不足していた。
お気楽に受験していた、長女は、悠々と、合格ラインをクリアしていた。
落ちこぼれの私と違い、周りの通訳案内士の仲間は、みんな素晴らしい英語力があった。
トイックでは、満点。あるいは、900何十点を取っていたようだ。
段々と日本語すら、聴き取りづらくなってきている自分に、この仕事は無理だ。と、きっぱりと諦めがついた。
暇にしているなら、僕の事務所を手伝ってみてくれないかと、家人に、請われた。今は、事務所の会長として、様々の要件をすることになった。
それはそれで、家人の役に立つ素晴らしいことだ、が、
海外旅行に行っても、あるいは、外国の友人、仕事関係の英語圏の人たちとの、会話で、今ひとつ自分の
想いを伝えられない、もどかしさがつきまとう現状だ。
アガサ・クリスティーの英語は、読みやすい。
カズオ・イシグロの英語は、洗練された美しい文章だ。
(英語では、特に、難解だが、綺麗な表現は好きだ。)
そういう事なら言えるが、それだけでは駄目なわけだ。
海外旅行が近くなると、もっと、CNNや、BBCなど、聴いておけば良かったかな、と、少しばかり、思ってしまう。。。(その時だけ、そう思う自分がいる。)