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馬の行動を予測することのたいせつさ。

馬に騎乗した。

 乗馬歴が長いので、私は老婆であっても、老馬ばかり、配馬されるとは限らなくなってきた。

 老馬の方が、概してエネルギッシュではなく、物見もないので、安心して騎乗できるから、

 私は好きだ。20歳くらいにもなった、老馬なら、乗り手の気持ちにも、沿ってくれるので、

 人馬一体となった感覚が掴めやすい。(これは、あくまで、私見であり、上手な騎乗者には、

 当てはまらない。彼女彼らは、当然ながら、どんな馬に騎乗しても、安定した美しい騎乗姿を

 している。)

 ともあれ、老馬は初心者に配馬されることが多い。

 近頃の私は、若い馬に騎乗することがおおくなった。

 老婆が若い馬に騎乗するわけなので、インストラクターの指摘も多くなってくる。

 (落馬させたくないから、必死なんだね、ありがとう!)

 昨日など、全くその通りだった。

 「馬の行動を予測しましょうね。駆け足(車で言えばトップギアーで走行)を何周かした後の

  馬は、どんな状態であるか考えるように」

 「馬に勢いがあるわけだから、常足(車で言えば、ロウーギアで走行)に戻しても、馬は若いし、

  不意にスピードを出すかもしれないから、そう言う予測をしておかないといけません。」

 『信頼をしても、信用はしない。』と言う感じなのだろう!

 咄嗟の際の、騎乗者の乗り方も習った。というか、何回も、今までにも言われていることにちがいない。

 繰り返し、言われることで、私の脳にインプットしている状態だ。

 粘り強いインストラクターには、いつもながら、感謝の気持ちでいっぱいだ。

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