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赤坂見附にある、豊川稲荷に出かける。

9月もあとわずか。朝夕には、秋の涼しさも始まり、

 季節の移ろいを感じている。

 今月は、先週には、お彼岸の中日に、都内にある寺にでかけてきた。

 新住職となられた彼が、一生懸命にお経を唱えてくださっている。

(観音経だ。私の好きなお経だ。去年お亡くなりになった先代住職、その前の先先代住職の

 お経の唱え方を思い出す。)

 新住職の説法は、拙い。だが、一所懸命になさっているのだから、

 この時間さえ、私の修行の時間と思うようになった。

 いつしか、若い彼も、立派な袈裟を見にまとい、優しさ溢れる堂々とした、

 住職に変わっていくのだろう!

 さて、昨日は天気もよく、銀座線で乗り換え無しの、赤坂見附にある、

 豊川稲荷にでかけてきた。

 お正月、五月、九月と、豊川稲荷にいくのが、私の小さな行事。

 お正月には、幟をたて、あとの月は大蝋燭を灯す。

 境内をゆっくりと歩き、そこにある店で昼食をとる。

 (境内で、散財することも、出かける時間も、交通費も、みんな嬉しい散財だ。)

 以前は、弁慶橋を渡り、ニューオータニーで昼食をしていたが、

 親しくしている目白の住職に、やはり、豊川稲荷で散財するほうがいいね。

 と、諭された。それ以来、境内での昼食が私のささやかな、お布施になっている。

 鳥居という、結界をくぐって、神聖な場所で数時間すごしてみると、心が軽くなっている。

 なんとも言えない、いい気持ちだ。。

 そうしたら、家路にむかおう。。。

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