あいにくの天気だが、今日は、自分の所属している乗馬クラブでの騎乗を予定している。
多少の雨が降ろうと、今まで騎乗してきた。
ぬかるんでいる馬場での騎乗や、大雨の中での騎乗、
虫が多く出る夕方からの騎乗、そんな悪条件下での、騎乗でさえ教えられることがある。
虫を嫌って、集中できない馬には、虫を忘れるほど、走りに集中させればいいんだということも、学んだ。
要するに、騎乗者の技量しだいで、驚くほどに、馬が変身するということもわかった。
私は、残念ながら、まだ、そこまでの技量がない。だから、先日の、ミント嬢のように、
馬に、弄ばれて、騎乗終了。ということもある。
それとて、深く悩んではいない。必ずや、ミントも私の手の内に入れられる。のではないか、と、
少しの確信がある。
それが、経験値、経験則、というものだろう。
1級取得のために、インストラクターが用意した馬は、恐ろしく反動の高い馬だった。
この馬で、練習していたら、確実に私は落馬するだろうな。と思った。
学生たちが、合宿練習しているときも、その馬をみていたが、やはり、まだ技量のない学生が、
物の見事に、予想通りに落馬していた。
心をきめて、その馬での練習に臨んだ私だったが、恐る恐るスピードを一段アップしてみた。
途端に、その馬が快適な走りに変化した。とても気持ち良い走りに変わったのだ。
と同時に、私の指示にも、しっかり正確に応えてくれる馬になったのだ。
一二回で、馬が変化したわけではない。
それなりに、私も、何回も何回も、その馬との騎乗時間を多くもった。
そういう経験が多くなると、引き出しが増える気がする。
この馬には、こんな感じにしてみようかとか、この馬でこのやり方は、通用しないな。
だから、いつしか、ミント嬢とも友好関係を築いていけるのでないかと、思うわけだ。
さあ、そろそろ、でかけようかな。。。。