今日も、夕方5時騎乗で、帰宅したところだ。
乗馬をしている人なら、大抵の人が知っているのが、「乗馬クラブ クレイン」だろう。
クレインが、乗馬愛好家の裾野を広げる一因になっていることは、間違いない。
だから、「良くも悪くもクレイン」などと言われている。(残念なことだ。)
私は、クレインの会員ではないが、1番最初に入会したクラブなので思い入れが深い。
会員数も多いので、様々な会員に出会う。私はほとんど、誰ともそれなりの距離をおいていたので、
悪い記憶はない。
ただ1人、その当時70歳を過ぎて(70歳から乗馬を始められた)おられた、おばさまと、親しくさせて
もらっている。今でも。
このかたは、もう、90歳近くになられるはずだが、かなりユニークで、とても可愛らしい人だ。
(現在もご健在でおられる)
「今ね、シャワー室で、シャンプーしたのよ。そしてシャワー室から出てきたら。男性会員の方に、
とても、いい香りですね。って言われたの。」と、嬉しそうに話される。
「まあー、すごい! 嬉しいですね。どんなシャンプーを使っているんですか?」と私が尋ねる。
「これが、そのシャンプーよ」
よくみたところ、どうも、ブルガリのシャンプーらしい。
「娘が、私の誕生祝いに、〇〇ホテルのスイートルームを予約してくれてね、宿泊した時にあったのが、
このシャンプーなのよ」
それから、パソコンを使えない彼女のために、私がブルガリのシャンプーを注文してあげることになったのだ。。
ある日、彼女は、とんでもない、注文をして、私を驚かした。
クラブハウスで、「スペインの乗馬学校」の映像が映されているんだけど、あのDVDが欲しいんだけど。と。
AmazonJapanでは、入手困難なことがわかった。それではと、ドイツAmazonを調べてみた。
ドイツ語など、片言しかわからないし、辞書があるだけの私は、なんとしても、彼女の頼みをきいてあげたかった。
今思えば、無謀なことだが、何とか、ドイツAmazonに入り
「die SPANISCHE HOFREIT SCHULE」「majestic WHITE HORSWS」のDVDを入手した。
しかも、日本語訳になっているDVDを購入してしまった。(運良く、できてしまったとしか、思えないのだが)
彼女のとてつもない好奇心のおかけで、私もこの二本のDVDを観ることができ、馬の歴史や、戦時下での、
馬たちのことなど、知らなかった多くのことを知ることになった。
私は、そんな彼女にいつも、振り回されてはいるが、私がまた、そのことを楽しんでいたのだ。
だから、次に彼女が、また、どんな難題を言ってくるのか、楽しみにしている。。。。