今朝は、どんよりとした夏の朝だ。だが、とても静かな朝だ。
鳥の囀りも、子どもたちの声も、犬の鳴き声も聞こえてこない。
そんな朝に、私は、「ルドヴィコ・エイナウディ」を聴いている。
静かなピアノの旋律が、程よく、私を包み込んでくれる。
なんて優しい曲なんだろう!
私は、以前に年甲斐もなく、馬にのめり込んで、身体と心のバランスを崩し、
苦痛と苦悩の時間を過ごすことになったが、だが、悪いことばかりじゃなかった。
そこから、多くのことを学んだし、多くの先生(指導者)との出会いがあった。
乗馬復帰の日に、馬友が、私にプレゼントを用意していてくれた。
大変貴重と思われる、「篠笛」を頂いた。
「人間国宝〇〇さんの、弟子の△△さんの作られた、篠笛です。これで、
身体と心のバランスをとってください。」という趣旨らしい。
何回も練習してみたが、これが意外にむずかしい。。(とほほ)
貴重なものをいただいたわけだから、そのままにしていては、悪いなと、思っている。。
「動」と「静」このバランスを保つことの必要性を、今は実感している。
乗馬で「動」、篠笛で「静」ということを馬友は思ったのだろう。。
身体が硬くなると、心も硬くなるし、
心が柔らかくなると、身体も柔らかくなる。という真理を学び始めた。
「静」ということでは、華道、茶道は、とてつもなく長い付き合いだ。
今、私が、考えている「静」は、身体を緩めること、丹田呼吸を体得することにある。
まだ、はじめて、一年しか経っていないのだから、焦ることはない。