以前の私は、騎乗した後、「あー、楽しかった!」で、帰宅しても、入浴し、就寝するという、
自分の身体を労らない数年間を過ごしてきた。
そして今、決して健康にばかり気遣っているわけでなく、今後長く、騎乗するには、それなりの身体を維持していかないと
いけないんだ、と、理解できるようになっている。(気づくの遅いよね、老婆なので、許してもらおう!)
先ず、股関節が固けれが、馬に跨ぐことさえできないわけだ。
「速やかに騎乗、速やかに下馬」と、くどいように、インストラクターに言われる。
身体のしなやかな若者たちは、驚くほど軽やかに騎乗している。(股関節が柔らかなんだろうな。)
長年、私の騎乗を見てくださっているインストラクターには、「よく、ここまで、できるようになったね、
最初は、脚を広げることさえ出来なかったんだしねー。」(開脚というんだそうだ。)
「脚が馬体にくっついていて、離れません。どうしましょうか?」(長い年月を感じます。)
ふくらはぎの圧迫により、馬を推進するのにも、内転筋を大いにつかうわけだ。(あー。足がつれてしまった、
なんて言ってられない。笑える状況ではあるが、笑えない。)
こんなことの繰り返しから、騎乗した後の(騎乗前でも大切だろうが)
自分の身体を知ることにした。どこがどう硬くて、痛さもあるかどうか、など。
騎乗した日だけでなく、それを毎日の習慣にした。
身体の至る所をほぐす、緩める、気の循環をよくする。
ここ数年の私は、30分から1時間かけて、身体をほぐすことをして、最後に、しっかり、
お腹、丹田で呼吸をして、就寝するようにしている。
以前は、交感神経が優位になっていて、なかなか寝付けなかった私だが、
今では、副交感神経も正常に機能してくれているようで、すんなり、眠りにつくことができる。