あいにくの雨降り模様だが、私はこれから、準備して、馬に騎乗する予定だ。
20年近く前、私の身体は若かった。けれでも、体幹はそうでもなかった。(のように思える。)
だから、馬がちょっと、常歩(なみあし)から、速度を速めて軽速足(けいはやあし)にすると、
馬の速度が変化するわけだから、馬の揺れが変化して、大きくはなるのが当たり前。(馬の中には、
殆ど、揺れを感じさせない、馬も、時にはいますが。)
私は腰が痛くて仕方なかった。それを察知して、私の騎乗していた馬は、揺れを小さくしてくれるよう、
努力していたようだ。それをみていた、インストラクターは、「この馬は、表彰ものだよ。。」って。
あの頃の私は、馬の揺れを上手く抜けなかったんだろうな。
鞍の上に乗っている私のお尻だって、カチカチになっていたんだろう。
手綱を持つ手だって、きつく手綱を握っていたのだろう。(どんなに、馬の口に不快感を与えていたことだろう)
だから騎乗した後には、腰痛、肩こり、爽快感とは、程遠い日々だった。
だけど、諦めたくなかった。馬を信頼し、信用はしないが(恋愛関係と似ている面があるが)
良好な関係をつくるために、努力してみた。
今は、馬の気持ちを考え、そしてまた、私の気持ちを汲んでもらう。と言う関係を構築させている。
これから、暑い夏にむけて、虫も多くなるし、馬にとっては、厳しい日々だと思うが、
私が騎乗している時間は、馬として集中して動いてもらうよう、馬の気をそらせないようにするのも、
技術なんだろうなと、思っている。。。