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花屋のおじさんの粋のはからい。

静かに、大人だけで暮らしている我が家に、先週金曜日から日曜日まで、

 いつもと違った時間がやってきた。

 というのも、長女の子供達(3歳、7歳)を、三日間だけ我が家で預かる

 ことになったからだ。

 都合が悪いことに、土曜日、日曜日とも、都内の事務所で仕事という状況だったので、

 必然的に、孫達も、事務所に連れていくことになったわけだ。

 小会議室を孫達の部屋にして、お絵描き、粘土遊び、折り紙、DVD動画、などして、

 数時間は、過ごせたが、やはり、部屋に長時間、閉じ込めて置くわけにもいかず、

 孫達を連れて、気分転換に散歩にでかけた。

 都心の真っ只中、そんなに、悠長に散歩しているわけにもいかない。

 どうしても、しなければならない仕事も、山積みだったから。

 私が毎週行っている花屋さんへ、孫達をつれていくことにした。

 「今日はいつもと違って、この子達も一緒なのよ」

 「お孫さん?可愛いね。お名前は、何て言うの?」

 

 「涼花です。」「茉莉花(ジャスミン)です。」

  すずちゃんと、まりちゃんだね。

 「じゃー、まりちゃんには、ジャスミンの枝を一本。

  すずちゃんには、スズランの花を一本。プレゼントしようね!」

 (わーい、嬉しいね。すずまりの顔が、ほころんでいる。)

  プレゼントされたお花を大切にもって、駅近くのドーナツ屋さんに、向かった。

  

  ドーナツは、カラフルで、どれもこれも、美味しそうに見えた。

  私たちの前で、並んで待っている、外国からの観光客とみえる青年達も、

  どれにしようか、迷っている様子だった。(迷うよね、どれもこれも、美味しそうだもの!)

 

  私たちも、無事にドーナツを買って、事務所へ戻った。

  イーちゃん(おじいちゃん)も、呼んで、

  みんなで、カフェタイムにしようか。。。。

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