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 箱根駅伝(復路)を、最後まで観た。

 新年早々に、予期せぬ出来事に遭われた方には、悼むことしかできない。

 一寸先は闇なんだ。だけど、人はそこを、どうにかくぐり抜け、前に進んでいく。(ようにしたい。)

 後ろ向きに、ならないで、希望を見出す。(ようにしたい。)

 来年から、神奈川に転居することが決まり、引越し先の沿道は、箱根駅伝のコースになっているようだ。

 ならば、箱根駅伝を見てみたい。少しばかりの郷土愛に目覚めた私は、初めて駅伝放送を見ることにしたのだった。 

 学生達の走る姿は、美しかった。

 1位をどこの大学が取るのか、区間記録がどうとか、シードがどうなるとか、

 盛んにいろんなことが、テレビで解説しておられる人がいる。

 ふーん。そうなんだ。順位の入れ替わりが、私には、まるでどうなっているのか、わからない。

 若者達が、溌剌と颯爽に走る姿に見惚れた。

 人が生まれて、歩くようになり走るようになる。歩いたり、走ったりするのは、人間の原点なんだね。

  

 山道のアップダウンを走る。

 海風を感じて走る。

 大勢の人の声援を聞いて走る。

 力を抜いてバランスよく走るランナーをみているだけで、心地よい気分になる。

 優勝した大学の、アンカーが、胴上げされている。

 監督も胴上げされた。キャプテンも胴上げされた。

 次から次へと、胴上げが続いた。

 自分の身体だけを使い、風を切って走る。。

 清々しく、気持ち良いことだろうなと、想像する。

 私は、自分の身体だけでは、風を切って走る自信はない。

 馬と一緒なら、風を切って走る心地よさを知っている。

 馬にお任せして、私は、馬の動きを邪魔しないように、鞍に静かに跨っていよう。

 なんだが、明後日からの、今年初の騎乗が楽しみになってきた。。。。

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