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歯医者での治療は、一苦労だった。

週末は、通常通り仕事をこなし、日曜日も雑事をこなしていたのが、疲れが溜まったのか、歯の調子が悪い。

と、思っていたら、案の定、下の歯の詰め物が取れてしまった。

さあて、大変。

これまで、数回の引越しをしてきて、その度に、住まいの近くに、クリニックや病院を探しては、クリニックや病院を変えてきた。しかし、歯医者だけは、何十年も、同じ歯医者に通い、治療してもらっている。

私も、そして、治療してくださる女医さんも、歳を重ねた。どうしても、その先生以外で治療してもらう勇気がない。そんなわけで、今日も、その歯医者さんに、出かけてきた。

その歯医者さんは、埼玉県の小さな町にある歯医者さん。女医さんは、大らかで優しく、助手の方もそれは丁寧に優しく、歯石を処理してくれている。  

(あー、本当に丁寧だなあー。と、感心してしまう。)

どんな仕事も、このように、丁寧に、誠実さを持って対応していかないとならないな、と、改めて感じた。

先週末に、仕事上、誠実さに欠ける対応をされたことが、こたえている。

ともすると(人によるが)、傲慢になり自分は偉いと、思う人間もいるわけで、その人の対応に苛立った。(家人に言わせると、私がみくびられたということなのだとか。)

それがあったから余計に、今日の歯医者での対応に、

心が暖かくなったのだ。

小さな町の小さな歯医者さん。

遠くても、私は、きっと、まだまだ、通い続けることになるなと、確信した時間だった。

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