昨日は、10日ぶりに、騎乗した。
心の中で(即騎乗、即下馬)と言いながら。
騎乗したら「誘導」「推進」「騎座」とこれまた、心の中で言いながら。
前回の、待ったりの駈歩がどうしても、納得の行かない、インストラクターは、
今日は気合いが違った。
「貴方の技術なら、落馬しないから、圧迫なり、蹴るなり、鞭を使うなり、舌鼓(ぜっこ)を使うなり、
なんとしても、馬のスピードをもっともっと、あげるように。」という指導をうけた。
「キングカメハメハの子供なんだから、勢いのある走りにしよう」と。
もう一段、上の走りができるようになると、その他の技術指示がとても楽になるらしいのだ。
そのために、レッスン開始後、常歩で馬場を回った後、即に、スピードのある軽速足をするように
指摘された。思いっきりやってはいるが、隅角でスピードは落ちて、また遅い走りになる。
インストラクターの掛け声も大きくなってきている。
(気合いがはいっているな〜。なんて他人事のように思っている暇もない。
「お尻の上げはいいが、下げが遅い。もっと早く下げる」。と激がとんでいる。
やはり、体幹がしっかりしてないと、。。。)
何周、走ったのだろうか、これが今の私の限界値だ。
インストラクターは納得していなかったが、「あと20%ぐらい速度を速めても、
しっかりした騎座ができているなら、何も怖がることはないから」と、指導された。
「そんなに、良い鞍に乗っているのだから、鞍の良さを引き出そう」と。
シニアになった記念に、馬友と2人で、新しい鞍をオーダーした。
職人の手作りによる鞍が一昨年、1年間まって、フランスから届いた。
この新しい鞍を乗り潰そう。
(高価な鞍だけど、今後何年騎乗できるかわからない、いまこそ、買い時と決めて購入したのだった)
「鞍壺にしっかりお尻をのせて」とインストラクターが言っている。
エンジンがかかってきたところで、駈歩をしてみる。
右駈歩がうまくいかない。
「右坐骨をもう少し後ろにして、右肩を後ろに引いて、右脚の位置はもう少し後ろで。」
どうにか、随伴が取れてきたようだ。
次に左駈歩をするが、こちらは、滑らかに走ってくれている。
「坐骨の位置の違いで、馬の走りがこのように、変化することを、小さい変化をちゃんと感じることが
大事です。」
「手綱の握りの、1ミリ2ミリの違いで、馬がどう変化するのか、気づいてください。」
以前は、「肩を内へ」「斜め横足」「前肢旋回」などやっていたが、
今は、それよりも、綺麗な騎乗、騎座、をしっかりさせてから、Lクラスのレッスンに入っていこうと
考えているらしい。
基本を大切にしないといけない。基本ができてないと、上のクラスにいっても、頭打ちになっている
騎乗者を沢山みてきた。今、私に必要なことは、基本を忠実に的確に瞬時に綺麗にこなすことだ。。。